寒い冬などに重宝される「電気毛布」。毛布自体が熱を発するので、体がポカポカ温まり、特に冷え性の方にとっては必需品です。
しかし、電気毛布の使用には、普通の毛布以上に注意も必要になります。
ひとつは、就寝時の使用法について。温かくて気持ち良い電気毛布は、ついつい電源を入れたまま寝てしまいがち。
しかし、人は睡眠時に起きている時よりも体温が下がり、熟睡することで体の疲れを取る働きを持つと言われています。
電気毛布で体温よりも高い温度に温められると、この体温調節が上手くいかず、疲れが取れにくかったり、風邪などの体調不良の原因になることも…
電気毛布を使用する場合は、就寝前に電源を消すか、最低でも低い温度に設定しておきましょう。
次に、電気毛布を使う上でよく聞くのが「電磁波」の問題です。
電気毛布に関わらず、電化製品から発生する電磁波の影響は、これまでにも多くの議論を呼んできました。
電磁波が体に及ぼす悪影響については、今のところ科学的根拠、医学的根拠は、はっきりとは見つかっていません。
電気毛布のように、長時間体に密着している電化製品については、電磁波の影響がどの程度体に及ぶのか、まだ解明されていないのが現状です。
とはいえ、現在の電化製品は、安全値以下の電磁波しか発生していないので、直接的な体への悪影響はないと見るのが一般的です。
ただし、心臓にペースメーカーを使用している方などは、電気毛布に限らず、電化製品全般が発する電磁波に気を付ける必要があるでしょう。
冷え性は、自律神経が上手く働いていないために起こるものといわれていて、西洋医学的には病気とは考えられていなく、冷え性は女性に多く見られる症状ですが、医学的に冷え性という病気として定義しているわけではないので、病院に行っても原因がはっきりとしない事が多いようです。
冷え性の主な症状は、腰痛、肩こり、むくみ、頻尿、便秘、下痢、月経不順、頭痛など多くの症状を引き起こします。体の冷えは東洋医学的には病気になる元といわれています。
特に女性のとってはカラダや健康に影響を及ぼすことが多いので、改善をしておいた方が良い症状です。
冷え性を改善させるには、まず、下半身を冷やさないことです。普段外出する時にも肌を露出しないように気をつけることが大事です。最近は「レギンス」が流行しているので活用することもひとつの手段ですね!
また、布団に入る1時間前くらいにぬる目のお湯にゆっくりとつかって血液の循環を良くすることも良いといわれてます。間違ってもシャワーだけということは避けましょう!
寝る時には自分にあった温かい毛布を使い、湯たんぽの活用なども良いかと思いますが、電気敷布などは「電磁波」が出ていると言われているので積極的に使うことは避けた方が良いでしょう。
最近ではカラダの芯から温める「遠赤外線」を自然に発生させる毛布も発売されているようですので自分にあった寝具を見つけていただければと思います。